はっちブログ

生きていくのって色々ある。

意識を変えなきゃ意味が無い「働き方改革」

会社にいるのが大好きな人が多い企業にも、ここ数年で「働き方改革~」なんて言葉がやっと聞こえてきた。

 

でも、そういう会社って、そもそも「効率よく仕事をこなす」「今回はなんとかなったけど、スムーズに業務を回すには?」って考える風土じゃないから、意識は変わらず「早く帰れる」口実が出来ただけ。

仕事の中身は変わらず。

 

「自分のoutputは誰かのinput」なんて意識の無い人が多い。

そんな社風で育つ若者たち・・・お気の毒です。

 

ある精密機器メーカーの開発部門にいた頃(10年前位)、ノー残業デーの縛りが段々と厳しくなった。

 

 

金曜日 ノー残業デー

水曜日&金曜日 ノー残業デー

※まだ普通に残業していた。

この頃にリーマンショックがあった。

予算と実績の差が厳しくなってきた。

(鉛筆ナメナメのざっくりした予算はダメ!)

+月曜日になり

※管理職からの「帰れ~」の声が多くなり

スーパーノー残業デー が設定

※一週間前に残業申請が必要になる。

(課長→部長→所長→本部長の承認)

 

この間に大震災があり、消費電力の問題からも急遽「サマータイム」を導入。

もちろん残業はピタッとNGに。

開発部門だったので、開発の部品も遅延し開発業務に支障をきたしたけど、日本全国お互い様で仕方の無い状況。

六年前の話

結果、経営者は「あれ?やれば出来るじゃん」との感想。

そうです。なんとかなっちゃったのです。

で、翌年からも名前を変えて「サマータイム」実施。ワークライフバランスだったかな?

※ライフネット生命の会長は「ライフワークバランスです!」って仰っていました!そうですよね!

(周辺への駅とも交渉し駅員さんも対応・・・一気に帰宅するから、近隣住民には大迷惑な話です。)

 

この数年後からチラホラと残業が厳しい企業が増える。

でも、ニュースでは「働き方改革」ってあまり聞かない。

 

その数年後、ニュースでやたらと「働き方改革」の言葉だけが一人歩きを始める。

大企業以外にも、イヤイヤ導入(形だけ)し始める。

 

この頃、精密機器メーカーでは「働き方改革」やサマータイムは当たり前。

この企業の素晴らしいところは、各自はもちろんのこと、自分だけの事ではなく周囲への影響も考えて「何か出来ないか」と実行したところ。(もちろん全部門じゃないけど)

 

たとえば、「これって毎月作っている資料だけど、なくちゃ駄目か?」と、勇気を持って断捨離を実行。

本当に必要なら声が上がるから。

 

こんな事の積み重ねで、「定時で帰る」がデフォルト意識に変わった。

 

だからこの企業は、「時間外労働が少ない」「有給取得率」ことはプラスの人事評価に繋がっています。

 

 

本来、時間外労働って、上長が部下のパワーバランスを把握していて、「そもそも要員足りない・・・」「グループ内での業務負荷の偏り」「時期的な問題」とかを認識した上で調整したり対策を考えるもの。

 

だから、「あと10時間でオーバーだよ~(笑)」なんてニコニコした話じゃない。

 

「労働時間調整の為、明日は10時出社します」とかのメールがフツーに行き交う職場、「自分だけの業務なのでリモートワークします」が行き交う職場は、「意識改革」が成されていない証拠。「自分だけの業務?」ホントか?想像力フルで使っているか?

 

意識を変えないで「生産性が上がる」なんてある訳ない!

 

15年程前、自動車メーカーにいた頃、「予算を10%.  20%カットしたからって何も変わらない。せいぜい事務用品やコピー減らす努力位。もっと大胆なカットとなると集中購買へ切り替えなど今の業務を見直さなければやっていけなくなる。人間はそうならないとなかなか改革できないんだよねー」と、仰っていた方がいた。

すっごく腑に落ちた事をよく思い出す。

 

「働き方改革」だから早く帰る。

目的が置いてきぼり。

 

忙しくてめっちゃ時間外労働が多かった職場こそ、「改革」が必要だという認識を、各自任せだけじゃなく管理職が導かなくちゃダメでしょ。

広い視点・視野でこそ見えることを、メンバーに気づかせながら「働き方改革」してちょうだい!って思う。

視座を変えてみることの大切さとか、上に立つ人が更に上の人の視座で指摘してくれることで気付くことが沢山ある。

 

部長から役員プレゼン資料をお願いされた時、「文字は少なく大きく。グラフはこんなイメージ」と、ザックリした乱暴な「動詞」ではなく「動作」に繋がる形で伝えてくてた。

(「まとめといて」や「効率よく」ってのは乱暴な動詞)

 

こういった事の積み重ねが今の私のメタスキルに繋がっていると、本当に感謝しています。

(Kさん、Tさん、Kさん、Mさん、無邪気なエロ部長、などなど)

この感謝に対しての恩返しは、誰かに伝えること。

そう思っているので、機会があればExcel関数でも、ツール作成でも、プレゼン資料作成でも、これまでいただいたエッセンスを何かのタイミングで伝えています。

(ただのお節介ババアっぽいけど・・・)

 

 

先週、安倍総理がインドに訪問して原発輸出の締結かなんかでニコニコしている記事を見てから、どんよりイライラが収まらない!

そして、その記事が見つからない!何故?

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLZO17434850X00C17A6PP8000/

 

本質を見極めて生きていきたい。